ゴンドラの唄

この押し詰った歳の瀬に我が班に葬式が続いた。

続けてあったというか、同じ家で葬式が二度続いた・・・

先週末の事であった。特別養護老人ホームに入居していた95歳の女性である・・・天寿全うされた
その女性はある意味お祝い的に葬儀は進めたれた・・・

喪主の倅さんも参列された方々に小さく笑みを浮かべて挨拶されていた。
親戚縁者もホットした感じであった・・・

しかし、その3日後に喪主を務めた倅さんが亡くなったのである・・・73才であった。

我が家の裏に広場がある。その広場を挟んで家がある・・・その家の家長である。

親戚は勿論、隣組や知人は信じられない程狼狽した。

映画「キューポラの街」で有名な埼玉の川口の鋳物工場(こうば)で定年まで工場長を勤めて、
退職後も若手の育成にと、70才近くまで現役でいたらしい・・・

最近まで盆暮れには仕事の後輩達が挨拶に来ていて、奥さんはその人達を饗していた。

仕事に忠実で職人気質の人間だったのだろう!・・・何度か一緒に酒を飲んだが
バカが付くほど真面目な人でもあった。反面、冗談も通じる人でもあった・・・

仕事から退いては近所の川で釣りを楽しんだり、飼っている柴犬の散歩などをしていた。
でもこれといった趣味は無かったらしい・・・酒とたばこはこよなく愛していたけど!

その犬の散歩も最近は奥さんに任せていた。

彼には持病もあって、殆ど犬小屋の横の縁側の前に椅子を置いて朝から晩まで何をすること無く
座っているだけであった。

私は、裏の広場で時々メリーとディスクの練習をする・・・決まって彼は椅子から立ち上がって
メリーに近づき頭を撫でては可愛がってくれた・・・

静かで穏やかな死であったらしい・・・最愛の奥さんに看取られて彼は生涯を終えた・・・!

葬儀の際、彼の祭壇の前にはお線香の煙りにと一緒に大好きだった煙草の煙りも偲んでいた・・・

儚く、寂しい歳の瀬になってしまった!・・・

・・・ふと、昔観た黒澤明監督の映画「生きる」を思い出した・・・!

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Author:BO-merry
埼玉生まれのS31年生まれ。Mixの愛犬メリーと
週末は群馬県片品村にある山小屋を拠点に自然を満喫しています。

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